バイクの免許を取るまでの9ヶ月

今週のお題「試験の思い出」

いかがお過ごしでしょうか

寒くて引きこもりがちな脱兎です

 

先日の日記で掲げた今年やりたいことの一つ

「バイク旅」

寒さやご時世的に全然できていないのが現状です

 

その大前提となる免許

小型二輪(AT限定)の免許を取りました

運転免許証風のイラスト

 

バイクの免許なのに、取得まで9ヶ月程かかりました

遅すぎるのよ

 

教習所に通った時に日記をつけていたので、よければ見てください、

教習期限のギリギリまで引き伸ばし続けた私を。

 

そして何かしらの戒めにしてください

 

⚠︎結構長いです

 

 

1日目

4月某日  晴

入所の受付などを済ませ、
説明会が始まるのを待っている。

受付をしてくれた方はとても親切な男性だった。
「大学に通いながらだと大変だろうけど、頑張ってくださいね」と言ってくださった。

いい人だった。

 

説明会会場に人が増えてきた。
私と同じくらいの人から、かなり大人の人もいる。
男女比は半々くらいだろうか。

大学などとは違って、周りの人と仲良くなる必要もほぼ無いので気が楽だ。

 

教室のカーテン、ボタン押したら自動で閉まるやつだった。
すごいなー。

 

説明会と入所式、学科講義を2つ受けて今日は終了。
交通ルールに関して「知ったつもり」だったことが多いかもしれない。

講義は親切で、都度理解度を確認してくれたので安心した。

 

教習所一日目は無事終了。
次回は技能の教習だ。

 

 

2日目
4月某日  晴

大学帰りにそのまま教習所へ向かう。
もうすっかり夜だ。
これから技能教習の初回を受けに行こうとしている。
初っ端から暗い中だが、大丈夫だろうか。

 

送迎バスではラジオが流れている。
換気のために窓が開いているせいで、最後列の席では微かにしか聞こえない。

 

教習終了。
暗さに関してはナイターが点っていたので心配なかった。


はじめてエンジンの着いた乗り物の運転をした。
最初こそ感覚が掴めなかったが、だんだんと加減がわかっていったように思う。
時速25キロは思っていたより速かった。

 

それより今の心配は、出席などに使うめちゃ大事なカードを置いてきてしまった気がすることだ。
(気がするというか、心当たりがあるのでほぼ確実。)

たしか紛失したら再発行にはお金がかかるはず。
とりあえず明日電話するとしよう。

 

P.S.
翌日。

こっちから電話しようとしてたらちょうど電話がかかって来て、

落し物がありましたと言われた。

次行った時受付に行ってくださいと言われた。お金は払わなくて済みそう。

よかった本当によかった。

 

 

3日目
4月某日  雨

無事カードは返ってきた。

学科はなるだけ早く消化したいので、今日は3つ受けようと思う。
途中2時間ほど空くので、休憩室で大学の課題をやる。
大学生ってかんじ。

 

昼休み。
朝買っておいたセブンイレブンのオールドファッションが大破してた。

ボロボロになったドーナツの写真

今日の分が終わった。帰ろう。
送迎バスの運転手さんは運転がちょっと粗めだ。

 

4日目
4月某日  晴 

大学帰りに教習所。
今日はシュミレーターとやらの技能教習。
兄いわく「酔う」らしい。
めちゃめちゃに空腹なので、少なくとも吐く心配はないと思う。

 

酔わなかったけど、超がつくほど下手だった。

画面と車体が微妙にズレているようかんじで、感覚的な操作が難しかった。


とはいえ私以外の2人はほぼ難なくこなしていたから、私が下手だったんだろう。

私、免許取って大丈夫なんだろうか。そもそも取れるんだろうか。

 

 

5日目

5月某日 小雨 

今日はバイト終わりに直行する形で学科教習を受けに行く。

ところで今日、カードを忘れたが大丈夫だろうか。
教習生カードの存在忘れがち。大事なものなのに。

 

教習生番号を覚えてたのでなんとかなった。
世の中は優しい。

 

帰りの送迎バス、やけに人数が多い。
そういえば教習の教室にも人が多かった。

 

ラジオからはボレロが聞こえてくる。
少しシュール。

 

 

6日目

5月某日 曇 

なんと20日ぶり。大学生は忙しい。
その埋め合わせをするかのように、今日は学科教習をまとめていくつか受けに行く。

 

お昼ご飯はコンビニで買ったおにぎり2つ。

お昼ご飯を食べたあとの2時間が辛かった。
意地で起きていたが、危うく意識が飛ぶところだった。

 

 

7日目
6月某日  晴 

今日も大学帰りに教習。
4月以来の技能教習。
このままのペースでいくといつ免許がとれるやら。
気づけばもうすっかり日が長くなり始めている。

 

技能教習、始まって数分はエンジンのかけ方すらほぼ忘れており、

走ってもフラッフラで、発進や停止も危うかったが、なんとか感覚を思い出せた。

ちゃんと課題をクリアするところまでいけたのは我ながらびっくり。

 

ついでに学科教習も受けて帰ることにした。

 

今日は一気に進んだ感じがする。
次は近いうちに来れるようになんとか日程を調整するとしよう。

 

 

8日目
6月某日  曇 

送迎バスが来ない。
待てど暮らせど来ない。
道が混んでいるのだろうか。
前にもう1人並んでいるから、私が時間を間違えているということは多分ない。
そろそろ10分遅れになるくらいだ。
と思ったら来た。

 

学科教習。
本当は3コマ受けようと思っていたが、

バイト終わりということもあって睡魔が来る予感がしたので

1コマだけうけて帰ることにした。

 

 

9日目

7月某日  曇 

1ヶ月も開いてしまった。
大学おわりに一コマだけ受けに行く。

 

 

10日目

8月某日  雨 

また1ヶ月も空いた。
とりあえず学科だけでも進めなければと思い、2つ受けに行く。
夏休みのうちに終わらせるくらいの気持ちで頑張りたい。


思えば、最初の日からもう4ヶ月も経っているのか。
ペースを上げなければ。

 

車の保険に関する教材動画がやたらドラマチックなドラマ仕立てだった。

 

2個目の授業は脱線多めで面白かった。
案内標識の「(地名) 20km」のような表示は、

市役所までの距離を示していることが多いらしい。これはかなり役に立つ知識。

 

帰りの送迎バスの中でラジオから流れてくる「上を向いて歩こう」がなんとも染みる。

エモい。

 

 

11日目
8月某日  雨 

学科を2コマ受けようと思っていたが、寝坊したので1つだけうけに行くことにした。

 

すごい雨だ。

教習終わり。
雨は弱くなっている。
ちょっとお腹空いた。

 

 

12日目

8月某日  晴 

今日も学科を1つ受けた。
教室に居たほとんどの人が四輪の人だったのでちょっとしょぼんとした。

 

技能が全然進んでいない。
予約しなきゃいけないからちょっと億劫。

 

13日目
8月某日  雨

今日も今日とて学科を受けに来た。
今日は2つ受ける。
ただ、1つ目と2つ目との間が長い。昼休み+1時限分空く。

 

待合スペースでギリギリ拾うフリーWiFiを繋いでYouTubeを見ていた。
最近のYouTubeのshorts、思っていたより面白い。

TikTokが流行ったのもなんとなく納得できた気がする。

 

冷房がめちゃ寒い。

 

2つ目の学科を受けているとき、前後に座ってちょっとイチャついているカップルがいた。
微笑ましくはあるけど、真面目に受けてほしかった。

 

そのカップルと帰りの送迎バスが一緒だった。

 

 

14日目

8月某日  曇 

午前中の学科を一つ受けてきた。
適性検査の結果に関することを学んだ。

私はどうやら少し遵法心が低めらしい。


ただ、総合的に見れば5段階中4という評価を取っていた。

心理テストや診断テストが好きで、昔からいろいろやってきたから、
どう回答をすればどういう評価になるのか、という察しが大体ついてしまうせいかもしれない。


無意識に自分をよく見せようとしていたのだとしたら、
調子に乗った運転をするかもしれないな、と思った。

 

そろそろ技能も進めなければ。

 

 

15日目

8月某日  晴 

今日は応急に関する講習を受けに行く。
3コマ分あるのだが、どんな講習なのだろう。ちょっと楽しみ。

 

気づけば外は真っ暗。

 

講習の内容は、主に胸骨圧迫と人工呼吸による
心肺蘇生についてだった。
中学や高校でも軽くやってきたので、
復習というような感覚だった。

 

あとは、三角巾の使い方なども実践した。
何回か結んでみたものの、2回に1回は失敗して
自分の不器用さを痛感した。

 

心肺蘇生の練習用の人形はやはりリアルでちょっと不気味だ。
しかし、裏返すと急に無機物感が出て面白かった。

 

 

16日目

8月某日  晴

学科を一つ受けに行く。

すでに空は真っ暗。

 

昨日たくさん散歩していたので、すごく足がしんどい。

 

教材の映像に出てきた俳優さんが塩顔サラヘアですごくかっこよかった。
子供達に囲まれてわちゃわちゃとされてるところでちょっと萌えた。

 

 

17日目
9月某日  晴 

モチベーションはあったのに、

なんだか忙しかったり何やかんやあったりして、日が開いてしまった。

 

今日はシュミレータの技能教習。
どうもあの荒い画質と妙な振動具合が苦手だ。

 

久しぶりなので操作がややあやふやで、

ウインカーの動かし方に手間取っていたら目の前すれすれをトラックが走行して行った。

 

かすかに酔った気がする。

 

18日目
9月某日  晴 

久しぶりの実車教習に行く。こわい!

 

びっくりしたが、楽しかった。

やや怖かったが、久しぶりに乗ったので単純に楽しさがあった。

次の予約ももう近めにとってある。
この勢いを保とう。

 

19日目
10月某日  晴

実車教習。
夜なので割と怖かった。

 

曲がるときの位置や、一時停止が不十分で少し注意された。
焦るといい事ない。

 

20日

10月某日  晴

 実車教習へ。

前回のミスで思った以上に気持ちがやられている。

明日も予約入れてるのに、大丈夫だろうか。

 

今日は何事もなく無事に終わるといいな。
募るのは不安ばかりだが、落ち着いていこう。
あー胃が痛い。

 

無事終了。
多少声掛けはあったが、怒られるというほどのものではなく、

私の胃の健康は守られた。

 

ただ、問題なのは、試験のコースをほとんど覚えていないこと。

 

覚えていないことで焦りが生じてしょーもないミスをするのはいやなので、

コースを確認しておかなくては。
ただあのコースの図、とても見にくくて苦手だ。

 

 

21日目

10月某日  晴

正直今日は行きたくない気持ちだ。
でも予約してしまったから仕方ない。
キャンセル料は払いたくないので。

 

もう送迎バスに乗ってしまった。
なんだこの苦しい感じ。高校の期末テスト前夜か。
ほんとに教習中に体調悪くなりそう。

 

シュミレーター→講義→実車

という流れで教習を受けた。

 

自分でもビックリなのだが、思った以上に冷静に落ち着いてできた。
卒検前の最終確認的なものもちゃんとクリア出来た。昼までの不安が嘘のよう。

 

あと学科を一つ受けて、模擬テストを受けて、卒検だ。
やっと終わりが見えてきた。


ところで今日、シュミレーターの教習を受けた時、

気さくな女性とすこしお話して楽しかった。

保育園くらいのお子さんがいるそうだ。

実車の教習むずかしいですよね〜、という話をした。

こういう話をできる人はそういえばいなかった。

 

あの方のお陰でリラックスしてその次の実車教習に挑めたのかも。

ありがとうございました。

 

 

22日目

10月某日  晴 

今日は模擬テストと、最後の学科教習を受ける。

模擬テストの点数は54点だった。
あまりにも…。
卒検までに90点以上を取らなければいけないのだが、大丈夫なんだろうか。

 

最後の学科教習が終了。

事故についての講義だった。

教材の映像がドラマ仕立てで、交通事故の被害者遺族にフォーカスしたものだった。

ストーリーが辛すぎて泣きそうになった。

以下そのストーリーざっくり。

 

 

いつもやさしくて進んで人助けをするお母さんは、

免許交付時にドナー提供の意思表示をしていた。

そんなお母さんはある日交通事故にあってしまう。

赤信号なのに横断しようとしたが(徘徊していると思われる)おじいさんを身を呈して助けたのだった。

その際にお母さんは当て逃げされ、打ちどころが悪く病院へ搬送されるが、

生命維持装置でなんとか持ちこたえている状態となってしまう。

医師は「脳死の状態と思われる。」と夫と娘に告げる。

ドナー提供の最終決定をするのは家族である。

交通事故は被害者本人だけでなく、

その家族にも経済的・精神的な苦痛を与えることになるのである。

 

度々入る回想の中のお母さんがとにかくいい人だったので、余計に心が辛くなった。

 

 

23日目

10月某日  晴 

模擬テスト2回目。
87点だった
惜しい。

 

 

24日目
10月某日  晴 

模擬テスト3回目!

92点!!!!!!

 

 

25日目
10月某日  晴 

模擬テスト4回目
今回も92点!

これでやるべきことは卒検だけとなった。
緊張してきた。

 

 

26日目
12月某日  曇・小雨 

いよいよ卒検である。
こんなにも日が開いたことについては自分が一番びっくりしている。

 

なかなか忙しくて予約を入れることが出来なかった。
今日だって本当は髪を切りに行こうかと考えていたが、

こっちを優先せざるを得なくなってきた。(教習期限が近いため。)

 

コースは必死に覚えた。
が、緊張でド忘れする可能性だって大いにある。
緊張で固まってしまっては運転にも支障が出るだろうから、

なるべくリラックスして挑みたい。

 

 

無事合格できた!!!!

ちょっとふらついたり、ウインカーのタイミングが良くなかったと

反省するところがあったりしたので、合格点ギリギリだったんじゃないかな。

 

でも合格出来てよかった!!


まさかこんなにも時間がかかるなんて。(しかも二輪で)

 

 

さぁ、次は免許センターでの試験だ。

 

 

試験日
12月某日 雪〜晴

ついにこの日がやってきた。
いよいよ試験の日だ。

 

昨晩からの雪や風の影響で、電車には大幅な遅れが出ていた。
何とかバスに乗り込み、免許センターへたどり着くことができた。

 

受付を済ませ、視力の適性検査を受け、試験場へ。

 

結果は、無事合格。

初心者講習や写真撮影を経て、ようやく初めての運転免許証を手にした。

 

極寒だったため疲労がすごかったのでとりあえず早く帰りたかった。
途中でラーメンを食べて、帰って寝た。

 

 

当分はバイクに乗る練習も出来そうにない路面状況と気候なので、ゆっくりと練習していこうとのんびり考えている。

 

 

 

 

 

 

 

もしここまで読んでくださった親切な方がいらっしゃったら、ありがとうございます。

バイクの免許一つ取るだけでこんなにかかるとは思っていませんでした。

計画性、つけていかねばですね。

 

 

ではでは